2014年7月16日水曜日

お祭り野郎 in USA

「にわかサッカーファン」という言葉があるねぇ(・_・) 


おそらく普段はサッカーなんか見ないのに、ワールドカップとか国際大会とかの代表戦になると、ユニフォームを買い、あたかも昔からサッカーが好きだったかのように振る舞う者たちのことをそう呼ぶのだろう。

「にわかサッカーファン」とは主に「リアルサッカーファン」の口から否定的な意味合いで発せられる言葉である。

そしてきっと僕も、にわかサッカーファン。ファンファン大佐。


そういえば僕も若い時分、リアルサッカーファンの友人にサッカーというスポーツに対する不平・不満をぶちまけたものだ。

・ハンドへの罰則が重すぎるだろ!
・審判少なすぎるだろ!
・ペナルティエリアの真ん中のペコッて出てる丸いの意味ないだろ!…などなど

 
でも皆様に分かって頂きたいのは、こんなサッカーへの不平・不満はサッカーが好きだという気持ちの表れに他ならない、サッカーちゃんと好きだよ、ということである。

僕はバスケットを自分でもずっとプレーしてて大好きだけど、見るだけならバスケよりサッカーの方が好きだ。そしていつも冷静沈着、クールな30才を演じている俺が内側からこみ上げる何かでガッツポーズしてしまう貴重な瞬間の一つ。それがサッカーを見ている時である。あと、お菓子のチョコフレークが大きいかたまりになってておいしい時である。


アメリカといえばサッカーの人気がなかなか出ない国として知られているような気がする。
それはアメリカ4大スポーツと言われる、アメフト、バスケ、野球、アイスホッケーに押されているからというのもあるのかもしれない。

でも今回のワールドカップはアメリカでも盛り上がっているよ!というニュースを俺は見た!僕以外にも、こんなニュースを見た人がいるのではないでしょうか?


今回のブログでは、俺がこの目で見た!アメリカでのワールドカップをお伝えしよう。


アメリカの一戦目 対ガーナ戦
僕はもともと、何かみんなでワーッて集まって騒ぐのが好きな方だと思う。というか、こういうサッカーのワールドカップみたいなお祭り感のあるイベントの時に家にいると、何かそわそわしてしまうのです。お祭り感のあふれる場所にいたいのです。

こういう時に僕が連絡を取る男、ナイスガイJOEしかいない!

JOEは仕事が終わって合流することになったので俺は先にサッカーを放送してそうなアイリッシュパブへ向かった。

なかなかの込み具合である。しばらくすると、JOEがやってきた。日本人てある俺でさえ、アメリカ戦ということで赤、青、白の星条旗カラーの帽子をかぶって行ったというのに、JOEはアメリカ人であるにもかかわらず、なぜか「KUMAMOTO」と書かれたTシャツを着ていた…。

この日はアメリカの劇的な勝利で試合は終わり、店内すべてのアメリカ人は狂喜乱舞!サッカーにそれまであまり興味のなかったJOEもテンションが上がり、酔っ払っている。

試合後、俺たちは女の子がカウンターの上に立って踊ったりするバーに向かった。僕もかなり酔っ払ってしまったんだけど、自分よりもはるかに酔っ払っている人間を見ると、なぜか少し冷静になってしまうものである。

TシャツのKUMAMOTOの文字が神々しい…。
JOEはもともと陽気な男だけど、酔っ払ってしまうとその陽気さが120倍くらいになる。
アメリカには漢字のタトゥーを入れている人が多いけど、この時ほどJOEに「有頂天」という漢字のタトゥーを入れてほしいと思ったことはない。



俺は電車でJOEを連れて帰った。運転手さんが僕らの方に来て「あーら、気分がよくない人がいるみたいだね!」とビニール袋(2枚)を置いていった。ありがとう、運転手さん(´ー`) ちなみにどうやって帰ったのか、JOEは覚えていない…。まさにPARTY GUY!!ありがとう、JOE。君のおかげで楽しかったよ。


後日である。僕はデンバーで一番サッカーを愛しているであろう、サッカーバーをインターネットで発見。日本対ギリシャの試合を家で見るのは何かさみしかったので、僕はそのサッカーバー「British Bulldog」に向かった。


ぜんぜん混んでいない…。
なんかデンバーに住んでいる日本人とかを見つけて、一緒に応援しよう!とか思っていたのですが、日本人はおらず、俺は一人で観戦。この程度のお祭り感じゃ家にいるのと一緒じゃーん…と思っていたのですが、日本対ギリシャというぶっちゃけ微妙なカードでさえ、サッカーバーに見に来るお客さんたちが集まってはいる。多少のお祭り感を味わうことができた。

そしてこの日、僕が一緒に試合を見ていた隣に座っていた人がここで働いている人で、短期で雇ってくれることになりました。ありがとう、ザックJAPAN!!

アメリカ2戦目。対ポルトガル戦。
British Bulldogでは、道をブロックして、大きいスクリーンを持ってきてパーティをやる。
 
 
かなり盛り上がってる!みんな!ニュースで言ってた通り、アメリカでもサッカー盛り上がってるよ!
 
ちなみにワールドカップ決勝。ドイツ対アルゼンチンではこんなに人が集まった!
 
アメリカに関係のない試合でも、こんなにたくさんの人が集まる!もうアメリカではサッカーは立派な人気スポーツだと言ってもいいかもね。
 
しかし、彼らの会話に耳を傾けると…
「アディッショナルタイムって…なぜあるんだい?」
「イエローカードって…三枚までokなのかい?」

僕が気づいたこと。それは、この中の多くが日本のNIWAKAレベルを超えた「にわかサッカーファン」であるということ。というかもはや、ただのお祭り野郎だということ!!

でもそんなお祭り野郎どもを「にわかサッカーファン」とかネガティブに呼ぶ人もいないんだぜ。
というか多分、誰かが彼らを「にわか」と呼んでも、そんなの全く気にしないメンタリティがアメリカ人にはある。 楽しいと思ったことを、普通に楽しむってだけだと思うけど。

やっぱり僕、にわかサッカーファンでいいや~(´ー`)


Live as if you were to die tomorrow, Learn as if you were to live forever.


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