オレとカサンドラのハネムーン、略して 「オレムーン カサムーン」。
Our honeymoon.
僕みたいなアメリカ移民おじさんが必ず通らなければならない険しい道がある…。それがグリーンカードの取得である。グリーンカードってのはアメリカにずっと住んでもいいよっていう証明で、実際にうすい緑色をしたクレジットカードと同じようなサイズ、材質のカードです。
I moved here so I needed to get a green card. It looks like a credit card and that proves I'm staying in the US legally.
I moved here so I needed to get a green card. It looks like a credit card and that proves I'm staying in the US legally.
まぁ、こういう手続きっていうのはどこの国でも時間がかかるもんで、僕も11ヶ月くらいかかりました。しかしアメリカでも特に移民の多いカリフォルニアなんかでは3年くらい待つ人もいるみたいで、逆に11ヶ月で手に入ったのはむしろ幸運だったのだろうね。
It took about 11 months but we are still lucky. I heard that took someone 3 years!!
It took about 11 months but we are still lucky. I heard that took someone 3 years!!
(ちなみに僕みたいな「婚約ビザ」で入国した人はこの辺が大変だけど、「結婚ビザ」で入国すればこの辺は楽らしいよ。)
んで。このグリーンカードを待っている間、グリーンカードが無くて何か不都合なことがあるかといえば実はそんなことはありません。
I didn't have so many thing inconvenient without the card.
I didn't have so many thing inconvenient without the card.
お酒も買える。運転免許取って車の運転もできる。アパートを借りる契約もできる。志村けんのモノマネだってできる。
しかし1つだけ不都合なことがある。それは「アメリカから出られない」ということ。
正確に言うと、アメリカからは出られるんだけど再びアメリカに入るときにトラブルになる。最悪入れなくなるということです。(緊急の場合には特別な手続きを行えば、出入りできるようです。)
Just I couldn't get out of this country. Actually, I could get out but it would be hard to come back.
つまりこのグリーンカードを手に入れたことで、僕はようやくアメリカから出国する自由を得たということです!僕らは喜びました。やっとオレムーン
カサムーンに行けるねって。
I got a card... that meant we finally could go on honeymoon!!
I got a card... that meant we finally could go on honeymoon!!
行先はヨーロッパでした。
We went to Europe.
ヨーロッパといえば…ちょっと話を大学時代にまでさかのぼらせて頂きたい。僕はバスケ部の仲間と車で長時間の移動をしていました。その移動時間を少しでも楽しいものにするために大学生の男がやることと言えば「エロい言葉しりとり」ぐらいなもんでしょう。僕らは和やかな雰囲気でそのエロい言葉しりとりを楽しんでいました。しかしその時、ある後輩に「よ」が回ってきたのです。「よ」から始まるエロい言葉…。そんなものあるのか!確かにその後輩はエロスに定評のある男。しかしそんな彼にでも「よ」はいくらなんでも高すぎる壁だろうと誰もが思った。しかし彼は涼しい顔でこう言い放った。
「…ヨーロッパの女たち」
…それを自分の目で確かめるチャンスが来たということか。8年越しのチャンスである。
It was my first time to visit countries in Europe, Cassandra have been to some countries.
It was my first time to visit countries in Europe, Cassandra have been to some countries.
さて、話がずいぶん逸れたけど、少しこのハネムーンのことを書き残しておきたいと思った。今回はたくさんの街にお邪魔したけど、強く印象に残っているいくつかの都市だけを紹介します。全部書いていては、日が暮れちまうからな。
Then I just wanna write about the journey in lifetime to keep the memory.
Then I just wanna write about the journey in lifetime to keep the memory.
I don't think I'll write about all of the countries we went. Just countries which have something I wanna write about...
まずは…ベネツィア!!(イタリア)
Venice (Italy)
Venice (Italy)
イタリア北部にある小さな島のような街。子どもみたいな言い方ですが、全部古くてきれいです。しょうもない小さい道にあるような普通の建物などにも彫刻などの装飾が施されていて、なんだか観光客のために全てが作られているような気さえします。でもそこに本当の生活があるということに圧倒されました。
よくこういう街を見て、「ディズニーランドみたーい!」とはしゃいでしまうあわてんぼうがいるが、それは逆です。ディズニーランドがヨーロッパみたいなんだろうと…。
The city in northern Italy which is like a island. I know it's a little too simple way to describe but everything is old and beautiful in here. It looks like everything is made up for tourists but people are actually living!!
The city in northern Italy which is like a island. I know it's a little too simple way to describe but everything is old and beautiful in here. It looks like everything is made up for tourists but people are actually living!!
ベネツィアの特徴といえば何といっても街を走る無数の水路だと思う。
Canals are everywhere!!
街を歩いて回れる道ももちろんあるけど、それと同じく水路もあってそこを水上タクシーや水上バスが走っています。水路と小さい道が入り組んだ迷路の様。
この街の中に入っていくと普通の車が走れるような大きな道はありません。
街に水路があるというよりは、水の上に町があるような雰囲気かもしだしまくりです。
There are small paths but not wide enough for cars, so they have buses and taxis on the water.
I think I should say there is a town on the water.
There are small paths but not wide enough for cars, so they have buses and taxis on the water.
I think I should say there is a town on the water.
水上バスの待合室にはこんなサインが。
The sign in the waiting room for the water bus.
The sign in the waiting room for the water bus.
右から「盲導犬→OK!」 わかる。
真ん中「タバコ→だめ!」 わかるわかる。
左「船への飛び乗り→禁止じゃないけどやめて」 ちゃんとダメて言わなきゃだよ (;゚Д゚)
It's ok to take guide dogs.
No smoking on the boat. Of course not.
Jumping into the boat...they don't recommend it but ban it.
No smoking on the boat. Of course not.
Jumping into the boat...they don't recommend it but ban it.
こんなかわいい街。それがベネツィア。
What a cute city! We really loved this city so much.
What a cute city! We really loved this city so much.
「こんな所に住んでみたーい!」と思った人もいると思いますが、このオレムーンの中で最もお金がかかった街がこのべネツィアでしょう!ちなみにべネツィアの物件を紹介してる張り紙があったんだけど、お値段4億円だったよ。
ということでべネツィア。
・また行きたい度★★★★★ (I wanna go back again!!)
・地元民フレンドリー度★★★★☆ (Friendly local people)
・なんでも高い度★★★★★ (Price)
・男性の名前がマルコ度★★★★☆(男性の名前は50%以上マルコだそうです)
次の街は…イスタンブール(トルコ)
Istanbul (Turkey)
Istanbul (Turkey)
トルコの首都で、アジアとヨーロッパの間にまたがっている都市。
The capital of Turkey.
The capital of Turkey.
僕たちは船でいろんな国を回っていました。
イスタンブールの港に着いて、街の中心に向かって二人で歩いていた時のこと。目の前を横切った一人の青年が、何かを落としました。ちょっぴり人見知りだけどそれでも気さくな性格が売りの僕はそれを見て、「へいお兄さん、何か落としたよ!」と教えてあげたのです。
するとその青年は「うおーー!ありがとう!よっしゃ、靴みがいたる。足をここに乗せて!」と行ってきたのです。
On the way down town in Istanbul, one young guy dropped something right in front of us.
So I let him know he dropped something.
He said thank you!! and said "put your shoes here! on the step!
So I let him know he dropped something.
He said thank you!! and said "put your shoes here! on the step!
僕の靴はそんなに汚れてなかったけど、あんまり「足乗せて!」を連呼してくるから、怪しい男だと思いながらも僕はしょうがなく足を乗せた。あとこの流れとお兄さんのテンションから、何かを落としたのを教えたお礼にタダで磨いてくれるのだと思ったのだ。
My shoes weren't dirty but he repeated so many times so I gave up and I put my foot on the step.
My shoes weren't dirty but he repeated so many times so I gave up and I put my foot on the step.
青年は慣れた手つきで僕の靴を磨き始めた。
そして自分はアンカラという街から来た学生だということ。
日本語なら「コンニチハ」という言葉を知ってるということ。
笑顔で色々と話しながら靴を磨いてくれる。
The young guy started to polish and talk to us.
ごしごしごしごし…。
ごしごしごしごし…。
ごしごしごしごし…。
だんだんとツヤが増していく自分の靴を見つめながら僕の頭に一つの考えが浮かんだ。
2 minutes later, one idea came to me.
「この野郎、わざとアレ落としやがったな!!」
This guy dropped this on purpose!!
This guy dropped this on purpose!!
確かにすごくいい音が鳴るやつを落としていたものね!!
そうなるとこの青年がさらに怪しく見えてきた。
僕はその青年に聞いてみた。
「君は僕にいくら請求するつもりだね…?」
I asked him how much he's gonna charge me.
I asked him how much he's gonna charge me.
青年は言った「チュラベッシコバンジャーニーファンリュー」
He spoke to me something in Turkey!!
何を言っているんだろう?都合が悪くなったと思ってトルコ語をしゃべりやがったな。ますます怪しい。僕はもう一度聞いてみた。
He used Turkish when he had to say something inconvenient...
He used Turkish when he had to say something inconvenient...
「青年よ、いくらだね…?」すると彼は英語でこう言った「20ユーロになりやーす!」
3分の靴磨きで20ユーロ(約2900円)は高すぎる。
And he finally charge me 20 euros!! Too expensive.
さすがに僕もそれはあなた乱暴な値段設定よ、と抗議。カサンドラが財布を確認していると、その男は財布の中をのぞき込み、50トルコリラを見つけて、「これでいいよ!お釣りもあげるよ!」と言い出す始末。信用できん…。お前への信頼などもうとっくに失墜しきっとるわ!
僕は「もういい!これでもくらえーーー!」と2ユーロコインだけ渡して、その場を離れました。もういやだ!トルコ名物のケバブも、トルコアイスも食べない!個人レベルの小さな経済制裁だ!
We paid 2 euros to him and just left. Such a nice trick!!
ということで、トルコ。
・また行きたい度★☆☆☆☆(観光地化されまくりすぎてて…)
I wanna go back again! (too touristy...)
I wanna go back again! (too touristy...)
・怪しい人多い度★★★★☆ (tricky friends)
・建物きれい度★★★★☆ (beautiful buildings)
・結局ケバブおいしかった度★★★☆☆ (good kebab )
・結局トルコアイスおいしかった度★★★★☆ (good ice cream)
長くなったので後半へ続くオレムーン、カサムーン。
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