2014年4月3日木曜日

1日料理長

日本から持ってきたパソコンを、数ヶ月前に床に落としてしまったおっちょこちょいな僕(;´Д`)

そんな僕のおっちょこちょいによって、息の根を止められたパソコン(;´Д`)

パソコンが無くても、タブレットを使ったり、アイフォンを使ったりしながら、全く快適にくらしてきました。しかし、ミスタージョブレスメンと呼ばれたこの私もついにアメリカで雇用されることになり、そのお仕事の特性上、どうしてもパソコンが必要になったのです。

数ヶ月前、パソコンを亡き者にしたおっちょこちょいな自分を一列に並べ、端っこからビンタかましてやりたい気持ちです。

ちなみに勤務は毎週土曜日だけなので、平日のお仕事はまだまだお探し中。旅行会社とかがいいなぁ~なんて思ってアプライしてます。でもどうしてもダメならば、アメリカ人の思惑通り、日本人の僕がお寿司でも握ってやりますよ('Д')

で、パソコンなんですが、新しく買うお金なんて無いよー。なんて思っていたらなんとまぁ!またカサンドラ氏がファインプレー。なんと僕の誕生日(もうちょい先なんだけど)のサプライズプレゼント用にパソコンをすでに買ってたらしく、それをおもむろに!おもむろに!取り出しなさる!そして、僕にくださる!

なので、このブログ。今回は久々にパソコンで書いてます。もーはやい、はやい。
速いし、とか文字のサイズとか変えられて有頂天。今日はそんな有頂天な僕が料理長気取りした話を書きたいと思う。



アメリカってのは、やっぱりキリスト教の方が多く、カサンドラのファミリーは俺以外、どうやらクリスチャンのようだ。で、クリスチャンという人たちにとって、収入の10%は神様の分というルールというか考え方があるらしく、毎月の給料の10%は寄付したり、困っている人のために使ったりする。僕がこっちに来てからも、確かにカサンドラはそうしてきた。

日本には寄付の文化がなかなか根付かないなぁ~なんていうことを聞いたことがある。でも言い換えればアメリカに関しても寄付の文化があるというよりは、寄付をする宗教的なバックグラウンドがあるといったほうがいいのかも。

正直、10%ってけっこう多くないか!?と最初は思った。だって、車のローンとか、家のローンとかあるよ!まだ私も29歳、買いたいものだって山ほどある。
でも実際、日本にいた時に無駄遣いは多かった。(ような気がする。)その無駄遣いの分を、本当に困ってる人のために使おうというこのクリスチャン的アイディアは正しいと思うし、理解できるし、賛成できる、頭では。でも俺の心は、欲しいものでいっぱい( ゚Д゚) これはもう、いっぱい稼ぐしかないな。

この助け合い精神のようなものはアメリカでは大事にされているようで、カサンドラの会社はボランティア活動する日は、昼から退社して良かったりするらしい。

そこで、けっこう前の金曜日。僕たちが向かったのは、デンバーの路上で暮らす子どもたちに朝・昼・晩のご飯を支給している施設。子どもでホームレス!?と思ったけど、どうやらこの子どもたちは住む場所が無いというよりは、家で暮らすことが苦痛で路上で暮らすことを選んだ子たちなんだって。人にはいろいろ事情があるね。我々は約30人分の材料を買い込んだ!ちなみに材料費は会社が負担します。作る料理は FURITO PIE フリトーパイってやつ。なんやそれ!


しかし、食べ盛りの子どもたちがお腹を空かせて待っている!おいしいフリトーパイを作るからね(^^)フリトーパイ…なんやそれ! 
とりあえず、ナイスガイJOEはレンガサイズのチーズを削る。さすが多いときには1日に2回スポーツジムに行く男だ…。


カントリーマーミーなクッキーも作る。

               

フリトーパイは、お菓子みたいなチップスにパスタのミートソース的なものをぶっかけ、さらにチーズやらサワークリームやら体に悪そうなものをのせ、言い訳程度の野菜をのせた料理であることが判明。カサンドラがミートソースを混ぜる。


厨房は遊び場ではない!笑ってまぜまぜしている場合ではないんだ!もう子どもたちが、施設に集まってきているのだ。どきなさい!!いつもは弱気な坂田だが、料理長として言わねばならないときもある。


 
厨房には坂田氏の怒鳴り声、一気に緊張が走る。もちろんこの時、彼が考えていたことは「子どもたちのために、速く作らなければならない。」ということではない。「ふざけて料理長っぽい写真を撮ろう、そしてブログに載せよう」、それだけである。


準備できた!これがフリトーパイの正体です。


けっこうおいしかった!でもこれ、おもたい…。ハイリスク、ハイカロリー。

ということで、アメリカでのボランティア体験でした。アメリカのKIDSもお腹いっぱいになったようで、よかったです。

家を出てる子ども…なんか日本人の感覚で言うとヤンキーなのかな?って思うけど、まぁヤンキーみたいな威圧感の子もいるけど、でかいし。でもやっぱり結局は子どもなんだなーと思います。ちゃんとお礼も言うし、子どもたちで片付けもする。

またこれやると思うけど、フリトーパイは今回が最後でしょう。

長くなった!最後まで読んでいただきありがとうございます。

Live as if you were to die tomorrow. Learn as if you were to live forever.

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