2014年2月20日木曜日

ホームアンドアウェイ方式

ホームとアウェイ(´-`)


スポーツなんかでよく使われる言葉だけど、一般的にはホームでの試合の方が地元ファンの声援があったり、いつもの環境でプレーできたりと有利な点が多いと言われてる。


逆にアウェイでは声援がブーイングに変わるだけでなく、移動での疲れや慣れない環境がコンディション作りを妨げてしまうこともあると思う。


で、これは何もスポーツに限ったことではない。普段の生活の中でホームやアウェイを感じたことが誰にだってあるはずだ!


例えば、新しく始めたバイトの初日。
これはなかなかのアウェイである。

仲の良さそうな自分以外のバイト達…
自分だけタイミングのズレるかけ声…
遠慮がちな来月のシフト希望…
心配そうに僕を見守る店長…

こんな時の俺ってここにいていいのかな感は尋常ではない(°_°) そう、この感覚がアウェイです。



今日のお話は、僕がここアメリカのとあるレストランで体験した僕史上最強のアウェイについてです。


それは2月17日、カサンドラの弟であるナイスガイJOEの誕生日のことだった。
久しぶりにこのブログでJOEを登場させたけど、彼のナイスガイっぷりは相変わらずだよ。天井知らずのナイスガイである。


カサンドラは6人兄弟の一番お姉さん。大家族だったため、子どもの頃はほとんど外食することが無かったそうです。食費半端ないもんね(´・_・`) だから、レストランなんかで外食するのは誰かの誕生日ぐらいで、それをみんな楽しみにしてたそう。微笑ましいなー(^^)

ということで、このJOEの誕生日もレストランに行くことになりました。

JOEはvegan(ヴィーゲンって発音する)と呼ばれる、いわゆる完全菜食主義なので、肉や魚はもちろん乳製品やハチミツなど動物由来のものは一切口にしません。なので必然的に僕たちはベジタリアンのレストランに向かったのでした。


レストラン入り口で、飲食店らしからぬ、真っ黒なサインが目に飛び込んでくる。

Sea Sheperd...シーシェパード!

皆さん、シーシェパードって名前は聞いたことあると思います。

イルカやクジラなんかを守ることを信条にしてる環境保護団体と言えば聞こえはいいんですが、捕鯨船を妨害したり、その過激なやり方が批判の対象にもなってる団体です。

日本は捕鯨国です。シーシェパードの敵o(^_-)O もうラスボスくらいの敵です。

恐る恐る店内に入る…。
入り口のお姉さん、シーシェパードのTシャツを着ている!すげー見てくる。ばれたか!?お姉さん、クジラのタトゥーまで腕に入れてる。よほどクジラが可愛かろう、そして日本が憎かろう\(^o^)/
そう、見つけたよ、私のアウェイ。

とりあえずアウェイ記念撮影。
この僕の表情がアウェイっぽい。

そしてこんな物まで!
シーシェパード募金箱!!これは日本じゃ見られない…

日本人であることを悟られたら、クジラのエサにされちまう。(そんなことないよ)

美味しいお料理を頂き、僕らはこのレストランを後にした…。

さらにJOEはシーシェパードのTシャツを購入!!なんと店には日本語バージョンのTシャツもありました (恥ずかしながらビビって写真撮れず!)

JOE曰く、ここが直接シーシェパードと関係あるんじゃなくてシーシェパードの方針に賛同し、グッズ販売や募金に協力しているそう。
でも、クジラを守るためには人間に対する暴力的行為も辞さないって言ってるシーシェパードに俺は賛同できないっす。本末転倒じゃないか?

捕鯨についても、この機会に勉強してみました。違法かどうか、動物の権利保護、生態系保護、文化・伝統、経済など色んな角度から議論されまくってます。

クジラ漁への意見をここで書き始めてしまうと、大変長くなってしまうので、とりあえず大事にしたいと思ったことだけ。感謝して残さず食べます(´Д` )
今日はこのへんで!


Life isn't about finding yourself, it's about creating yourself.

2014年2月4日火曜日

Super Bowl 2014 悲しみの冬

デンバーブロンコスがスーパーボウル出場を決めたあの約2週間前の日曜日。それからほとんどのデンバーの民は平気な顔をして日常生活を営みながらも、心の中ではスーパーボウルに浮かれていた。


こちらに来て約4ヶ月弱、ブロンコス好きに囲まれ自然とブロンコスファンになっていた俺。無論、この私も浮かれていたデンバーの民のその1人だ。


僕らはこのスーパーボウルの賑やかな雰囲気と、できることならば勝利する瞬間の喜びを他のブロンコスファンと味わいたい!という思いを胸にデンバーのダウンタウンに向かったーー(^^)



試合開始の2時間前、僕たちはすでにバーにいた。


デンバーはアメリカで最も Micro Brewery (ビールを自分らで作って売ってるバー)が集中している街だそう。僕らが行った所もその一つ。美味しいビールで浮かれ気分に拍車がかかる。写真はいくつかの種類のビールがチョコチョコ味わえるサンプラー$6。


試合まで時間がまだまだありすぎる!こういうシチュエーションにおけるトランプさん、ありがたい。

いよいよ試合が始まる! Go Broncos!!

しかし、試合開始から約4秒で見たことのないようなミスから失点。どうしたブロンコス!!その後も全く良い所なし、悪い所むき出し傷だらけのブロンコス。

場所が悪い!ブロンコスの不調の原因は俺たちの場所だ!と信じ、そのバーを後にし次のバーに向かう。


この熱気だ!この熱気が欠けていたんだ!僕たちのボルテージは上がる!
しかしブロンコスの調子に変化の兆しは見られない…。


そして前半終了、スコアは22-0…。(これは結構な差です。)ブロンコスは後半に強いんだ、いつも標高1600mでプレーしてるという天然ドーピングがこれから効いてくるはずだ、と自分に言い聞かす。

ハーフタイムショー。ブルーノ・マーズとレッドホットチリペッパーズのコラボは試合の内容に関わらず楽しかった!

巻き返しに期待する後半開始直後!ほんの直後!シーホークスがさらにタッチダウンを決める。もう、ダメなのか…(´-`)

「第3クォーターで得点できなかったら、帰ろう!」と温厚なカサンドラからも帰宅宣言が飛び出す。

その直後、得点どころか再び失点のブロンコス。
帰るぞ!!!
もうここにいる意味はねぇ( ´Д`)y━・~~

そこから大波乱!なんて無く、結果43-8で完敗(´・_・`) どうなってんだ…

勝負事だから勝ち負けはつく。もちろん負けも想定していたが、こんな負ける?そんな負ける?

皆さん、ご存知ですか?浮かれていた奴ほど、その落差がもらたす精神的ダメージが甚大であるということを。

スーパーボウルに向けて、ブロンコスカラーにライトアップされたコロラドロッキーズの本拠地、クアーズフィールドも悲しげ。

十数年前、スーパーボウル勝利時には暴動ばりの騒ぎだったこのダウンタウン。その夜、誰も騒ぐ元気はなさそうでした。

結局この日、1番ワクワクしたのはハーフタイムショーでした!ありがとう!ブルーノとレッチリ!!

それでも Thank you!! ブロンコス!!
スーパーボウルはあれだったけど、レギュラーシーズンとプレイオフは楽しませてもらいました。

来シーズンは、たのむよー